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ここトリイホールの楽屋はまるで旅館の一室のような和風な造り。
落語や演劇など公演をご覧になるお客様には、なかなか見るコトの出来ない場所ですが、ホールをご利用いただく方には大変気に入って頂いています!
そこで、まず、なぜ楽屋がこうも和風なのか?皆さんと探ってみましょう。
写真:トリイホール楽屋風景 |
トリイホールの楽屋は、この「上方旅館」の一室《ひさごの間》を移築したものです。
実は、トリイホールの前身は落語家や歌舞伎役者、新派の役者などがお泊まりになる老舗旅館で、文化人として落語、歌舞伎、ボクシングと精通した「上方藤四郎」はその主人でした。
写真:上方旅館入り口風景
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賑やかな千日前にあるにもかかわらず、入り口を入るとそこに落ち着いた空間がある。
よく手入れされた玄関先を通り、中へ。
当時を振り返る馴染みのお客様は「うちに帰ってきたようだ」と。
写真:上方旅館 外観及び内観風景 |
本名鳥居鉄三郎。
市井の粋な文化人として、エッセイやボクシング評論などを執筆。
果ては夕刊紙にピンクコントまで手がけた。
数多く作品があるものの一冊も出版はしていない。
後、トリイホールが出来た年に上方藤四郎の作品集として「浪華の夢のあとさき」が出版される。
ペンネームを藤四郎(トウシロウ)、即ち素人と言い切ってしまうところに粋な生き方や人柄がうかがえる。
写真:上方藤四郎 |

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