ロンドン通信VOL.4 「公園その2」
ロンドン通信
Vol.1 「ブラッド ブラザーズ」
Vol.2 「ダイアナ妃」
Vol.3 「公園その1」
Vol.4 「公園その2」
Vol.5 「フットボール中継」

Vol.6 「イルミネーション」

Vol.7 「カウントダウン」
 
◆写真
リス君に木の実をあげる筆者
(リージェンツパークにて)
 
 
 

私のお気に入りはグリーンパークです。特に見どころがあるわけではないのです が、街の中心地ピカデリーから近いので買い物途中のひとやすみにちょっと寄ってみ て下さい。  
有名なロンドン動物園のあるリージェンツパークはやや北の方にあるため、あまり 行くことはなかったのですが、たまに行くといつも野生のリスがいました。
あちらのリスはとても大胆で、木の実を持っていると膝の上まで取りにやって来ます。
そして 両手で木の実を受け取ると1mほど離れただけで、すぐその場で背を向けて食べ始め るのです。まず巣に持ち帰れよ!(お菓子を買ってもらった子どもが、その場で袋を 開けて食べ始めるような感じ)近づいてさわっと背中を触ると「何やねお前!俺今、 実食ってんね!」と言わんばかりにだるそうな顔で数歩進み、また何もなかったかのように食べ始めます。
おいおい、リスならリスらしくもっと臆病に生きようze!  あと、ロンドンの公園は犬にとってほんと天国です。日本では綱につながずに犬の 散歩をしている人はあまりいませんが、向こうでは放して散歩させてる人がたくさん います。躾がしっかりしているのでしょう、ご主人の「行けっ!」の一言で犬は嬉し そうに公園を走り回ります。もちろん襲ったりしてきません。
そして「帰ってこい !」の一声、または指笛ですぐ帰ってきます。彼らの指笛は絵になるなぁ・・・。  
我が愛犬のシャルル・ド・パトラッシュも一度ロンドンの公園で放して自由に走り回らせてやりたい・・・あちらの犬たちを見ながら私は常々思っていました。
しかし 彼はアホ犬なので、仮に綱を解いて「よしっ、どこへでも行っていいぞ!」なんて やってしまったらそれが最後・・・私はロンドン中に「たずね犬」の貼り紙をして、 スコットランドの方まで探しに行かなければならなくなるでしょう。
うわー大変大変。(2000 11/1)