ロンドン通信VOL.6 「イルミネーション」
ロンドン通信
Vol.1 「ブラッド ブラザーズ」
Vol.2 「ダイアナ妃」
Vol.3 「公園その1」
Vol.4 「公園その2」
Vol.5 「フットボール中継」

Vol.6 「イルミネーション」

Vol.7 「カウントダウン」
 

◆ 写真1
リージェントストリートのイルミネーショ

◆ 写真2
ウインドウディスプレイの仕掛け人形
 
 
 

ロンドンの冬は憂鬱です。
「寒い」そして「暗い」。
まあ寒いのは日本も寒いから我慢できるとして、「暗い」というのがどうにもたまりません。
どのくらい暗いかと言うと、午後4時にはすっかり日が落ちているし、朝も8時頃にならないと明るくな りません。
冬にイギリスになんて行くもんじゃないなーと言いたくなりますが、そん な声を一気に吹き飛ばすのがクリスマスのイルミネーションとウインドウディスプレ イです。
イルミネーションは毎年11月後半に点灯式があって、大きなストリートに 一斉に点灯されます。
神戸のルミナリエほど派手じゃないですが、デザインも毎年変 わって暖かみが伝わってきます。
暗い寒空にポッと浮かぶイルミネーションは木枯ら しで冷え切った人々の心を温かくしてくれるのです。  
近頃日本でもあちこちでイルミネーションを見かけるようになりましたが、ちょっ とやりすぎでは・・・と思うところが多いように思います。
テレビで観たんですが、 東京のある高級住宅地の一角では、まるで競うかのようにわが家をライトアップして いるようで・・・中には輪郭に沿って家全体をライトで覆うようなものもあって、そ こまですると何だか金持ちの自慢大会みたいになって風情も何もありません。  
デパートやショップのウインドウディスプレイも心を和ませてくれます。
クリスマ ス商戦ということをテーマにディスプレイする日本と違って、お店もクリスマスを祝 おうという姿勢で飾り付けをしているためでしょう・・・
私の好みもあるんですが、 確実に阪急百貨店のディスプレイよりセンスがあります。・・・何だか私、ここでは 日本の悪口ばかり書いていますね。